ウルトラフォーマーMPTという名前を見聞きしても、どんな機器で何が旧型のウルトラフォーマー3と違うのかが分からないまま検討を止めている人が少なくありません。
メーカーや仕組み、効果が出る時期と持続期間、旧型との違いを具体的に知ることで、施術前に確認しておきたい点が明確になり、カウンセリングをより有効に活用できます。
メリットだけでなく限界も含めて理解しておくと、旧型とMPTのどちらが自分に合っているかも見えてきます。
ウルトラフォーマーMPTとは何かとSMAS層に働く仕組み
ウルトラフォーマーMPTは韓国のクラシス社が開発したHIFU(高密度焦点式超音波)機器で、皮膚の深部にあるSMAS層に熱を届けてたるみを引き締めます。
仕組みを知らないまま施術を検討すると、自分の悩みに合っているかどうかを判断しづらいまま予約してしまうことがあります。
メーカーと仕組みを先に理解しておくことで、カウンセリングで自分の肌状態に合った照射プランを相談できます。
クラシス社が開発したウルトラフォーマー3の後継機
ウルトラフォーマーMPTは、韓国のクラシス(Classys)社が開発したHIFU機器の最新モデルで、旧型のウルトラフォーマー3の後継機にあたります。
クラシス社は世界的に導入実績のあるハイフ機器メーカーです。
機器の世代が新しくなったことで、照射技術や対応できる部位が広がっています。
開発元と世代関係を知っておくと、旧型との違いを正確に理解しやすくなります。
開発元と基本的な仕組みを押さえておくと、次の章で説明する旧型ウルトラフォーマー3との違いもより理解しやすくなります。
SMAS層に熱を届けてたるみを引き締める仕組み
ウルトラフォーマーMPTは、超音波エネルギーを皮膚の特定の深さに集中させるHIFU技術を使い、皮膚表面を傷つけずにSMAS層(表在性筋膜システム)へ熱エネルギーを届けます。
超音波を一点に収束させると60〜70℃程度の熱凝固点ができ、その熱が線維芽細胞を活性化してコラーゲンの生成と組織の収縮を引き起こします。
SMAS層は加齢とともに弾力を失い下方へ弛緩する筋膜で、ここに直接働きかけられる点がリフトアップ効果の土台になります。
この仕組みによって、ウルトラフォーマーMPTは肌表面を傷めずに深い層のたるみへ働きかけられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | クラシス(Classys)社(韓国) |
| 機器分類 | HIFU(高密度焦点式超音波)機器 |
| 位置づけ | ウルトラフォーマー3の後継機 |
| 働きかける層 | SMAS層(表在性筋膜システム) |
メーカー・仕組み・位置づけを表で押さえておくと、次章以降の効果や旧型との違いの説明が理解しやすくなります。
ウルトラフォーマーMPTの効果はいつから出てどのくらい続くのか
ウルトラフォーマーMPTの効果は施術直後の引き締め感と、数ヶ月かけて進むコラーゲンリモデリングの2段階で現れます。
効果の出方を時期ごとに知らないまま経過を見ると、施術してすぐに何も変わらないと誤解してしまうことがあります。
時期ごとの変化と持続期間の目安を知っておくことで、正しいタイミングで効果を評価できます。
施術直後の引き締め感とコラーゲンリモデリングの効果
施術直後は、HIFU照射の熱によってSMAS層の線維組織が収縮し、わずかな引き上げ効果を感じる人がいます。
この即時効果は軽度なもので、本来の主効果は数ヶ月かけて進むコラーゲンリモデリングによって生まれます。
施術後1〜2週間は皮膚の内側で炎症反応と組織修復が進み、外見上の大きな変化は感じにくい時期です。
施術直後の印象だけで効果を判断せず、数週間後の変化と比較すると効果の進み方を正確に追えます。
効果を最も感じやすい2〜3ヶ月後のピーク
施術後1ヶ月を過ぎたあたりから、線維芽細胞が活性化してコラーゲン産生が高まり、肌のハリ感や輪郭の変化を感じ始める人が増えます。
施術後2〜3ヶ月がコラーゲンリモデリングのピークで、輪郭の変化を最も実感しやすい時期です。
変化の強さには個人差があり、加齢による皮膚の状態や照射したカートリッジの深度によっても差が出ます。
効果を評価するタイミングは2〜3ヶ月後を目安にすると、追加照射の要否を担当医と具体的に検討できます。
効果は施術直後にすぐ現れるのではなく、数週間〜数ヶ月かけて段階的に強まっていく点を押さえておくと、経過を正しく評価しやすくなります。
効果の持続期間は6ヶ月から1年程度
ウルトラフォーマーMPTの効果持続期間は、6ヶ月から1年程度が目安とされています。
持続期間は加齢の進行や生活習慣、照射ショット数によって個人差が大きく、繰り返し照射することで維持しやすくなります。
軽度のたるみであれば1回の施術でも変化を感じやすい一方、中〜高度のたるみには複数回の照射がより持続的な引き締めにつながります。
効果が安定する施術後3〜6ヶ月ごろを目安に次回照射を検討すると、効果が完全に切れる前に手を打てます。
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 施術直後 | 熱による軽い引き締め感(即時効果) |
| 施術後1〜2週間 | 炎症反応と組織修復が進み、外見上の変化は感じにくい |
| 施術後1ヶ月〜 | コラーゲン産生が高まり、ハリ感や輪郭の変化を感じ始める |
| 施術後2〜3ヶ月 | コラーゲンリモデリングのピーク、最も実感しやすい |
| 持続期間 | 6ヶ月〜1年程度 |
効果の感じ方には個人差があるため、上表はあくまで目安として捉え、経過は担当医と一緒に確認すると安心です。
ウルトラフォーマー3とMPTの違いは照射技術と対応部位
ウルトラフォーマー3とMPTはどちらもクラシス社のHIFU機器ですが、照射技術と対応できる部位に明確な差があります。
名前が似ているため、どちらの機器を選ぶべきか分からず迷う人が多くいます。
照射技術と対応部位の違いを知っておくことで、自分の悩みに合った機器を選びやすくなります。
点状照射と線状照射を組み合わせたMPTモード
ウルトラフォーマー3は超音波を1点に集中させる点状照射のみを採用していました。
ウルトラフォーマーMPTはこれに加えて線状照射のMPモードを搭載し、1ショット内で複数の小さな熱エネルギーを異なる深さや範囲に分散して照射できます。
分散照射によって照射漏れが少なくなり、より高密度な照射を短時間で行えます。
照射方式の違いを理解した上でカウンセリングに臨むと、医師からカートリッジの使い分けについて具体的な説明を引き出しやすくなります。
照射方式の進化に加えて、対応できるカートリッジの深度が広がったことも、MPTと旧型の大きな違いです。
カートリッジの深度が広がり対応部位が拡大
ウルトラフォーマー3のカートリッジは1.5mm・3.0mm・4.5mmの3種類が基本でした。
ウルトラフォーマーMPTは6.0mmや9.0mmなど深い層に対応するカートリッジが追加され、顔だけでなく腹部や二の腕など体幹部位への照射にも対応しています。
体幹部位は顔より皮下脂肪層が厚いため、より深い深度への照射が求められます。
希望する部位への照射に対応したカートリッジをクリニックが保有しているかを事前に確認すると、施術当日のミスマッチを防げます。
MPTは痛みが軽減されている
ウルトラフォーマー3は1つの焦点にエネルギーを集中させるため、照射点付近の組織温度が局所的に上昇しやすい特性がありました。
MPTは熱エネルギーを分散させながら照射するため、従来のHIFUより照射時の痛みが軽減されています。
機器の世代だけで効果の優劣が決まるわけではなく、担当医の照射技術と施術設計の質も結果に影響します。
痛みへの不安が強い場合は、MPTを導入しているクリニックを選ぶと施術のハードルを下げられます。
| 項目 | ウルトラフォーマー3 | ウルトラフォーマーMPT |
|---|---|---|
| 照射方式 | 点状照射のみ | 点状照射+線状照射(MPモード) |
| カートリッジの深度 | 1.5mm・3.0mm・4.5mmが基本 | 6.0mm・9.0mmなど深い層にも対応 |
| 対応部位 | 主に顔まわり | 顔に加え腹部・二の腕など体幹部位も対応 |
| 痛み | 照射点に熱が集中しやすい | 熱を分散し痛みが軽減 |
照射方式・対応部位・痛みの3点は特に混同されやすいため、カウンセリング前に上表で違いを整理しておくと質問しやすくなります。
ウルトラフォーマーMPTのメリットとデメリット!効果はすぐには出ない
ウルトラフォーマーMPTはダウンタイムの少なさと幅広い部位への対応力が注目されていますが、すべての人に合う施術ではありません。
メリットだけを見て申し込むと、実感までの期間や個人差とのギャップに戸惑うことがあります。
利点と限界を両方知っておくことで、自分の肌状態や生活スタイルに合っているかどうかを判断できます。
- 切開・注射・糸を使わない非侵襲的なアプローチ
- 外科的な処置に比べて身体への負担が少ない
- 施術翌日からメイクができ、休みを取りにくい人でも受けやすい
- 実感まで2〜3ヶ月程度かかり、即効性はない
- 効果の持続は6ヶ月〜1年程度で、維持には定期的な施術が前提になる
- 金属インプラントやペースメーカーがある人は施術できない場合がある
切開や糸を使わない非侵襲の利点
ウルトラフォーマーMPTは、SMAS層という深部組織に切開・注射・糸のいずれも使わずにアプローチできる施術です。
外科的なフェイスリフト手術や糸リフトのような侵襲的な処置と比べて、身体への物理的な負担が大幅に少なくなります。
施術翌日からメイクができるため、まとまった休みを取りにくい人でも受けやすい施術です。
非侵襲でSMAS層に働きかけられるため、手術にまだ踏み切れない人でも試しやすくなっています。
切開や糸を使わない引き締め方法にはHIFU以外にも、注射で筋肉の動きを抑えるアプローチがあります。
コアトックスはアラガン社の製剤を使った施術で、ウルトラフォーマーMPTとは異なる仕組みの効果とデメリットを比較できます。
実感まで2〜3ヶ月かかり個人差も大きい
ウルトラフォーマーMPTは効果の出方に個人差があり、実感までに2〜3ヶ月程度かかります。
効果の持続は6ヶ月から1年程度が目安で、維持するには定期的な施術を重ねることになります。
重度のたるみや皮下脂肪量が多い部位では、超音波による組織収縮だけでは十分に対応できないことがあります。
すぐに変化を出したい場合は、この時間軸を踏まえて他の治療法と比較しておくと計画倒れを防げます。
金属インプラントがある人は施術できない
照射予定部位に金属製やシリコン製のインプラントがある、またはペースメーカーを使用している場合は、ウルトラフォーマー施術の適応外になります。
妊娠中や授乳中の方、重篤な皮膚疾患がある方も、安全性の観点から施術を見送るケースがあります。
皮膚の薄い目元や骨の隆起部分への照射では、神経刺激が生じることもあります。
自分がこれらに当てはまるかどうかは、カウンセリングで医師に既往歴や体質を伝えることで判断してもらえます。
- 照射予定部位に金属製・シリコン製のインプラントがある
- ペースメーカーを使用している
- 妊娠中・授乳中である
- 重篤な皮膚疾患がある
該当する場合は施術の適応外や見送りとなることがあるため、カウンセリング時に必ず医師へ伝えてください。
SMAS層まで熱が届きにくい重度のたるみや、皮下脂肪が多い部位ではウルトラフォーマーMPTだけでは対応が難しいことがあります。
裏ハムラ法は目の下のたるみに特化した外科的な選択肢で、効果とデメリットを踏まえて比較できます。
※ウルトラフォーマーMPTは自由診療のため健康保険は適用されず全額自己負担です。効果や実感までの期間には個人差があり、赤み・むくみ・内出血などのダウンタイムが生じる場合があります。使用するカートリッジの種類や照射範囲はクリニックによって異なり、部位や範囲によって別途費用が発生することがあるため、事前のカウンセリングで確認してください。
ウルトラフォーマーMPTの効果を実感するために医療機関への相談を
ウルトラフォーマーMPTはクラシス社が開発したHIFU機器で、旧型のウルトラフォーマー3よりも照射技術が進化し、痛みが軽減され、対応部位も広がっています。
効果は施術後2〜3ヶ月をピークに現れ、6ヶ月から1年程度持続しますが、実感までの期間や持続には個人差があります。
非侵襲で受けやすい施術ですが、金属インプラントがある人など施術できないケースもあります。
旧型と比べてどちらが自分の肌状態に合っているかは写真や自己判断だけでは見極めにくいため、まずは医療機関のカウンセリングで肌状態を直接見てもらうと、具体的な照射プランを医師から提示してもらえます。


